技術者にやってはいけない5つのこと

増えるかもしれませんが、とりあえず思いついた5つです。

技術者に(その技術者をさしていないにしても)技術がないと言ってはいけない
達人やアプレンティスのやる気を削ぎたいのなら話は別だが…言ってはいけない
誰でも誇りに思っているものを傷つけられるのは心外であろう。
彼らにとってみれば技術は仕事の道具以上のものである、それを貶めるならば達人やアプレンティスたちはいなくなり、技術者と言い張る詐欺師だけが会社に残ることになる。
上記の言葉は詐欺師に対して言ったのに詐欺師しかのこらないなんて!

次は面白い仕事を渡すよと言ってはいけない
面白い仕事が実際にどのようなものか分かっているのは達人やアプレンティスである。
技術者以外に面白い仕事を見分けることはできない。
嘘を言って一生懸命働かせるのは不誠実でしかない。
そして彼らはそんな不誠実な嘘には騙されない、何故ならすでに騙され続けてきたのだから。

有能な経験者を雇用したいがために、お金を餌に社内で経験者を知らないかと尋ねない
達人やアプレンティスはお金では動機づけされにくい。
彼らが動機づけされるのは面白い仕事である。
そのような面白い仕事を与えていれば、かってに知り合いに伝えている。
有能な人物を雇用できていないのは面白い仕事が会社にないからだ。
そんな仕事に達人やアプレンティスは仲間を売ろうとはしない。
紹介して手に入るお金より、有能な人と交友関係を続けている方が彼らにとっては価値が高いのだから。
つまり、そのようなことをやってもお金を欲しがる詐欺師か、友人を売ってでもお金を欲しがる達人からしか話は聞けない。
前者では有能な経験者は手に入らない。
後者はそもそも存在を確認できない。

コミュニケーションが少ないからと言って、彼らを貶めてはいけない
仕事にしようがないのなら、飲みに一緒にいかないとか、昼食を一緒にとらないとか、会話を振っても花が咲かないからといって彼らの評価を下げてはいけない。
これは彼らにコミュニケーション能力がないという証明にはならない。
達人やアプレンティスだっておしゃべりは大好きだ。
ただし、彼らが話したい内容は最新の技術動向やOSやプログラム言語にHACKについてだ。
決してテレビドラマやファッションや有名人やゲームが楽しかったという話じゃない。
ゲームの話なら食いつくと思っては駄目だよ。
彼らが見ているのは内部のグラフィック処理がどうなっているのかとか、物理演算はどうなっているのかだとかなんだから。
一般的な会話についてこれないのはコミュニケーション能力がないと言ってはいけない
彼らは人気者になるための流行りの会話を勉強する為の時間を使って、達人としての学習をしているのだから…両方を追いかけるのは非常に難しい。
無理である!
もしもそういう会話や楽しい食事を一緒に誰かとしたいならば営業の方に行くべきだ。
優秀な営業ならばお客様と楽しい会話を弾ませるために流行りの話題から、皆が知らない話題まで豊富に取りそろえている。
ただし、対価として何か支払わないといけないかもしれないけどね!

うるさい環境においてはいけない
プログラムや技術に関する仕事はとても繊細な作業である。
問題を解決するためには集中しなければならない。
彼らの集中力は凄まじく、頭の中では宇宙がビックバンをおこしている。
そんな状態は横で少しでもうるさくした瞬間に簡単に壊れてしまう。
自分の会社の生産性を下げたいならば、どんどん活用しよう。
達人やアプレンティス達はいつの日かいなくなっているから。

上記の事を行っている人や会社は多いと思う。
日本では達人をやる気にさせるための環境は全く整っていないのに、達人を止めさせる環境は整いすぎている。
達人たちをやる気にさせる環境を整える会社が出たのならばいったいどうなってしまうのか、それは誰かが行ってみないとわからないが、生産性だけで言うのならば数千倍になるのではないか

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